2024年3月に、二國則昭弁護士に変わり代表に選任されました。
医療事故に関する裁判は、専門性が高いにもかかわらず、それに関与している弁護士相互の連携、専門知識・情報やノウハウの共有や医師との連携もなされていませんでした。そこで、被害者側の弁護士の立場で、医療事故について勉強し相互に意見交換をする目的で、2002年12月に「広島医療問題研究会」を発足させました。
研究会では、定期的に例会を開き、裁判例の研究や、相談事例について会員相互の意見交換をしています。そして、相談事例について、交渉や裁判になる場合の問題点について検討しています。その際には、協力をいただいている医師も出席して、医師の立場からの意見を述べてもらっています。
また、医療事故情報センター(名古屋)と連携して、医療問題に関する110番活動の実施や、毎年各地で開催される医療問題の全国交流会にも参加しています。
さらに、会員が裁判所や医療機関の研修会に参加し、患者側の思いや意見を述べる活動をしています。
これまで、当研究会は多くの相談案件に対応してきましたが、当研究会のホームページには、相談方法や例会で検討した事案の紹介(プライバシー保護のため項目のみ)をしていますので、より多くの方々に、相談をしていただきたいと考えています。そして、それらの相談については、これまで以上に適切に対応してゆく所存です。
広島医療問題研究会
代表 石口 俊一
代表 石口 俊一